生涯働ける職場を目指して
○高齢者に適した職場づくりに向けて
高齢者が培ってきた人柄・能力で地域・職場の絆を強め、ぬくもりのあるサービスの提供に努めています。
当法人は、佐田町社会福祉協議会、出雲市社会福祉協議会で実施していた佐田地域内の介護保険事業、障害者総合支援事業などの移行を受け、平成20年4月に事業を開始しました。現在は特別養護老人ホーム(やまゆり苑)、短期入所、グループホーム(せせらぎの家)、居宅介護支援、訪問介護、デイサービス、生活支援ハウス、ホームヘルプサービス、障がい者相談支援等の運営により地域における総合福祉センターとしての役割を担っています。
事業所としては、事業の性質上有資格者が必要な職種が多いため定年後も引き続いて働いて欲しいし、地域には大きな企業が少ないため雇用確保の場としたいと思っています。佐田町が「いつまでも住みたいまち 住み続けられるまち」となるよう少しでも貢献できたらと考えています。
また過疎化が進み若い働き手が減少している中で事業運営をしていかなければならなく、また経営面や仕事内容のバランスをとるうえで正規職員(フルタイム)を雇用するには限りがあることにより高齢者雇用を拡大してきました。
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必要な職種と雇用形態のマッチングを図るため勤務内容・短時間勤務本人選択制を採択しています。また有資格者が元気なうちは引き続いて働けるような高齢者雇用制度を導入しました。これらの施策によりフルタイムだけではなく短時間勤務者がいることで多数のシフトが組みやすく、事業運営面での安定化が図れています。
また利用者と同じ時代を生きた職員から、若い職員まで幅広い年齢のチームでケアを行うことができるので、知識・技能の伝承、利用者との関係づくりがスムーズにできています。
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各種研修(介護技術・知識・コミュニケーシュン能力、介護関連施設・機器取扱い)に参加し職業能力開発に努めています。高齢者にも人事評価制度を採り入れ、評価を実施した後上司との定期面接により評価結果をフィードバックするとともに仕事への取組み意欲・能力開発への動機づけを図っています。
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ガン検診を含む定期健康診断を全職員に義務づけ、受診等の確認アンケートにより検診結果後のフォローを行っています。ガン献身啓発協力事業所として島根県に登録し、ガン予防啓発に取り組んでいます。
健康に関する研修会を嘱託医や外部専門家に講師をお願いしてガン予防、メンタルヘルス、歯科、運動機能ごとに定期的に開催します。
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ベテランの職員がいることで、利用者とその家族の安心感につながっています。また定年後も元気で働きたいと願う後輩職員がふえてきています。
これからも実務経験を生かし、後輩職員に知識・技能を伝承し、また高齢者自身が生き生きと仕事ができるよう職域拡大・職場改善を引き続き行っていくことが今後の課題です。
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