グループホーム せせらぎの家
名称 | グループホームせせらぎの家 |
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所在地 |
〒693-0522 島根県出雲市佐田町一窪田118 TEL(0853)85-8500 FAX(0853)85-8501 |
開設年月日 | 平成17年3月 |
指定番号 | 島根県 3290400187 |
管理者 | 佐藤 裕文 |
入居対象者 | 概ね、65歳以上の認知症高齢者で要介護認定を受け、要介護1~5と認定された方で家庭での介護が困難なこと。共同生活に支障のない方が対象者となります。 |
定員 | 18名 |
サービス内容 | 食事・入浴・排泄など日常生活上の援助を行っています。又、食事は入居者と共同で行うなど、家庭的な雰囲気を大切に、毎日を過ごしていただけるよう配慮しています。 |
事業内容 | 小規模でなじみの関係の中での生活を提供することにより、地域の中で安心して暮らせる居場所をつくります。 |
支援体制 |
日中利用者18名に対して、6名以上の割合で配置してあります。 夜間にも、宿直の職員を配置。 万が一の場合に迅速に対応できるよう体制をとっています。 |
生活環境 | プライベートな環境を確保できるよう居室は1名1部屋となっています。他に、居間や食堂など、自由に交流できる空間、日常生活に必要な設備も十分備えてあります。 |
「面会」について |
利用者様への面会の時間帯は、「午前8時~午後7時」です。お電話いただければ、他の時間帯でも可能です。 ※緊急の場合は、この限りではありません。 |
「入所申込み」 | 直接、せせらぎの家へお問合せください。 |
○サービス概要
入浴、排泄、食事等の介助、日常生活上の世話、日常生活での機能訓練、相談、援助
○せせらぎの家の中の様子
個室18室(洗面・トイレ付)・食堂兼ホール、浴室、相談室、台所、ウッドデッキ(中庭)
○施設見学について
せせらぎの家の見学をしたい方は、ご遠慮なくご連絡ください。見学希望の方は、日程等の調整をさせていただきます。
○問い合わせ先
〒693-0522
島根県出雲市佐田町一窪田118
社会福祉法人 やまゆり
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)せせらぎの家
電話:0853-85-8500
FAX:0853-85-8501
○せせらぎの家利用金額
居室料(家賃) | 10,000円 |
食費 | 36,000円 |
光熱水費 | 23,000円 |
(上記合計) | (69,000円) |
その他の理美容代等 |
実費 |
○介護保険料(日額) 平成29年4月改正
要介護1 | 759 |
要介護2 | 795 |
要介護3 | 818 |
要介護4 | 835 |
要介護5 | 852 |
『加算』・医療連携体制加算(全員) 39円
・サービス提供体制強化加算Ⅰロ(全員) 12円
・介護職員処遇改善加算Ⅰ(全員) 11.1%
・認知症専門ケア加算Ⅰ(対象者のみ) 3円
・初期加算(30日限度)(対象者のみ) 30円
・看取り加算(対象者のみ)
○1ヶ月(30日)のおおよその料金 ・要介護2の方・・・ 28,297円 + 69,000円 = 97,297円
(加算を含んだ金額)
・要介護4の方・・・ 29,630円 + 69,000円 = 98,630円
(加算を含んだ金額)
●持ってきて頂くもの
衣類全般(記名を)・洗面用具・ティッシュペーパー・トイレットペーパー・毛布・タオルケット・夏布団・タオル・
テレビ(希望の方のみ)・電気ひげそり(男性)・オムツ類(必要な方)・防水シーツ などなど
都度内容については、ご相談ください
☆☆せせらぎの家は4つの笑顔を大切にします☆☆
☆利用者様の笑顔
・ふるさと訪問(入居者の方の行きたい所へ訪問支援)
・健康状況の維持、管理(体重管理、口腔内、耳中の清潔など)
☆ご家族様の笑顔
・家族交流会
・面会時に居心地良く過ごせるよう環境整備
・ご家族様への情報提供(はがきなどを一緒に書き送付する)
☆地域の皆様の笑顔
・地域交流会の実施
(毎月の体操教室、夏祭り、餅つき、とんどさん、お菓子作りなど)
・地域の環境整備(草取り、ゴミ拾いなど)
☆職員の笑顔
・認知症ケアを中心とした研修開催
・他のグループホームへの実習
令和6年度 事業計画
1.基本理念
おちらと、ほがらかに、いつまでも自分らしい生活を大切にします。
せせらぎの家は4つの笑顔を大切にします。
(1)利用者様の笑顔
(2)ご家族様の笑顔 ☆今日も一日だんだん、だんだん
(3)地域の皆様の笑顔 今日もたくさんの笑顔、出会いに感謝
(4)職員の笑顔
2.重点課題
(1)健康・認知症の状態の維持、管理(認知症の進行予防、体調、体重の管理、口腔内清潔保持)
(2)外出支援(利用者様の行きたい所への訪問支援)身体機能の低下防止
(3)家族支援
(4)ホーム内の衛生管理、防火等安全管理
(5)地域との連携
(6)人材育成
3.目標
(1)健康状態の維持
認知症予防のために利用者一人一人が役割を持つ。(家事全般、畑仕事等)
体調の観察、年3回の体重チェックを行い、体調、体重管理のため、献立表を法人内の管理栄養士に提出し指導を
受け、週1回検食を行う。
口腔内のアセスメントを行い、個々に合った口腔ケアを実施する。
(2)介護計画に基づいた利用者の行きたい所への外出支援と身体機能低下防止
喫茶店巡り、大型店での買い物、自宅訪問など、行きたい所への外出や、その実現に向けての具体的な個別リハビ
リ計画を立て、目的を持った機能訓練の実施を行う。
(3)家族へ利用者の日常生活の様子等を伝える
おちらと便り(せせらぎの家広報誌)や利用者と一緒に書いたはがき等を送る。
利用者の家族間の交流会を年2回行う。
家族等の面会時には心地よく過ごせるよう環境に配慮する。
(4)重度化対応(看取り)
利用者の重度化に伴い、終末期の看取りの介護を希望された方に対し、必要な身体的および精神的ケアや、痛みや
苦痛を緩和する介護ができるように最大限に努め、これらを持って尊厳あるターミナルケアを目指す。
かかりつけ医によりグループホームでの看護、介護が困難と判断された場合は、速やかに医療機関への入院等拠点
の移動を調整し、本人、家族への説明への説明・同意を得て、次の生活拠点の確保とスムーズな拠点移動が出来る
よう配慮する。
(5)身体拘束等の適正化
身体拘束等廃止委員会(身体拘束等の適正化のための対策を検討する委員会)を3か月に1回開催し、その結果に
ついて介護職員その他従業者に周知徹底する。
(6)防災訓練、環境整備を年間計画に沿って実施
防火管理者は消防計画に基づき、年2回の自衛消防訓練を行う。毎月15日は避難確保計画に沿った防火訓練を
実施。その内、1回以上の夜間訓練の実施。避難場所へ日頃から散歩等で訪れ、動線を確認する。非常食の試食を
行う。草取り、換気扇の掃除、周辺のゴミ拾い等を実施する。
(7)地域交流会の実施
毎月の体操教室(地域の方、職員の参加)や、ミュージックケアを実施する。
夏祭り、餅つき、とんど、お菓子作り、芝生での運動会など季節ごとの交流。
(8)積極的な研修会への参加
認知症ケアを中心とした各セミナー、ホーム内での研修を実施する。
他グループホームへの実習を行う。(交換実習)
研修会に積極的に参加し、知識・能力・技術等自己研鑽に努める。研修参加後はホーム内ミーティングで復命を
行う。
(9)限られた予算、設備、人員を有効に活用し、効率的な運営を行う
4.支援体制
(1)職員体制
管理者1名(兼務)、サービス計画作成者2名(兼務)、介護職員17名(専従14,兼務3)、看護師1名
(2)各種会議計画
会議名 | 出席者 |
運営推進会議 (2か月に1回) |
利用者家族代表、地区住民代表、行政、高齢者あんしん支援センター(年度で交代)、理事長、施設長、課長、管理者 |
身体拘束等廃止委員会 (3か月に1回) |
課長、管理者、介護支援専門員、職員 |
グループホーム職員会議 (随時) |
施設長、課長、管理者、介護支援専門員、職員 |
グループホームケース会議 (随時) |
管理者、介護支援専門員、職員 |
リーダー会 (月1回) |
課長、管理者 |
5.サービスの提供に関する基本的な考え方
(1)生活の安定と継続
起床から就寝までの生活の流れは個人のリズムが基本である。施設的な画一的スケジュールを作らず、また、一律
に他者に合わせることも求めない。あるがままを受け入れながら、生活の安定と継続のために個々の生活リズムを
重視する。生活をルールやスケジュールで管理しない。また、個々の生活暦を重視した上で、現在起きていること
との関連性を考慮した上での支援をする。
生活の場は「家であるホーム」と「ホームが存在する地域」である。在宅の生活と変わりなく、買い物、理美容、
受診、散歩、外食、娯楽等(イベントではなく、利用者の希望、特性に合わせて)日常生活に必要な事柄や生活の
潤いの場を地域に求め、「普通の暮らし」を可能な限り追求する。
地域社会に暮らす生活者として地域活動へ積極的に参加する。利用者の生活空間を乱さないことは重要だが、基本
的には「閉鎖空間」とせず、オープンな運営を行う。地域との交流等積極的に取り組む。ホーム完結型ではなく、
地域を生活圏とする。また、ホームはご家族と共に作る「生活の場」であり、ご家族と共に支援することを明確に
し、運営や利用者に関する情報開示、話合いの場を設けるように努める。しかし、ご家族にはそれぞれ異なった事
情があり、画一的で一方的な協力の押しつけにならないように配慮する。
(2)人格を尊重したサービスの提供
利用者を「認知症」の方という画一的な促え方はせず、地域社会の一員であるという基本的な人格を尊重する。
一人一人を人生の先輩として尊び、家庭的な雰囲気のもとでのサービスを提供する。しかし、日常生活を営む上で
完全なリスク回避はあり得ず、人の暮らしにリスクはつきものだと考える。安全の確保は重視するが、身体拘束や
過度な行動制限に繋がらないように留意して支援をする。そして、身体面のみではなく、禁止や暴言等精神的な拘
束も行わない。また、プライバシーの保護や生命、財産の安全確保のため、スタッフが不在の時や立ち会わない時
は、部外者のホームへの立ち入りや居室への出入りは禁止する。また、原則、部外者から「利用しているか否か」
の問い合わせを受けても回答しない。
(3)自己決定の尊重
利用者自身の「意思」が生かされるように、また「意思」を引き出すようにコミュニケーション形成に努める。
ただ、放置とならないように必要な援助(働きかけなど)を行うが、この場合も、援助する側の都合に合わせた
り、援助する側の理由で急がせることがないよう、あくまでも自発性を引き出すように支援する。
また、日常生活に必要な事柄は、基本的には見守りの中で利用者自身が行い、必要に応じて行うように促す。利用
者同士の自然な関係や繋がりを重視すると共に、個々の生きていく上での生きている実感に繋がる役割作りを利用
者と共に考える。食事、入浴、排泄、整容、睡眠、休息等自己決定に基づき、また、個々の状況に応じた生活リハ
ビリ的な支援を目指す。
(4)職員の専門性を高めるための研修
スタッフの質の向上、意識啓発を図るために、研修の機会を確保し、積極的に参加する。
介護計画作成担当者を配置し、適切なサービスが提供されるよう介護計画を作成すると共に、連携する各種施設、
病院等と連絡調整を行う。
介護計画は、利用者の心身の状況、希望及びその置かれている環境を踏まえて、個別に作成をする。介護計画の作
成、変更に際しては、利用者及びご家族に対し、当該の内容を説明し、同意を得ることとする。
利用者に対し、介護計画に基づいて各種サービスを提供すると共に、常にその実施状況についての観察、評価を行
う。
6.生活の流れ
大まかな一日の生活の流れは、起床時間や就寝時間は決めない。但し、放置や活動性の低下に繋がらないように、
自然な形で生活のリズムを作る。また、季節感を大切にした各種催しを都度利用者と共に企画する。
○令和6年度 せせらぎの家 行事計画
月 | 行 事 | 環境整備 |
4月 |
・花見 ・防災訓練 火災 |
消防計画に基づく自主点検 換気扇掃除 |
5月 |
・運営推進会議 ・防災訓練 火災 ・外出 |
エアコンのフィルター掃除 (ホール) |
6月 |
・家族交流会(第1回) ・救急法講習 ・防災訓練 水害(自衛消防訓練) |
エアコンのフィルター掃除 (居室) |
7月 |
・夏休みラジオ体操 ・運営推進会議 ・防災訓練 土砂災害 |
窓ふき |
8月 |
・納涼祭(原川自治会との交流会) ・防災訓練 火災 |
換気扇掃除 |
9月 |
・運営推進会議 ・防災訓練 水害 |
奉仕作業 (草取り、ゴミ拾い) |
10月 |
・八幡原神社祭り ・防災訓練 火災(自衛消防訓練) ・ふれあいだんだん祭り |
消防計画に基づく自主点検 エアコンのフィルター掃除 (ホール) |
11月 |
・運営推進会議 ・避難訓練 火災 ・外出 |
エアコンのフィルター掃除 (居室) |
12月 |
・クリスマス会 ・地域交流 餅つき ・防災訓練 停電 |
窓ふき、換気扇掃除 |
1月 |
・原川自治会とんど祭り ・運営推進会議 ・防災訓練 火災 |
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2月 |
・防災訓練 火災 |
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3月 |
・家族交流会(第2回) ・運営推進会議 ・防災訓練 地震 |
奉仕作業 (草取り、ゴミ拾い)
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備考 |
*体操教室(3カ月に1回) *誕生会(随時) *家族交流会(年2回) |
*草取り、草刈(随時) |
●綿づくり~袖なしづくり
せせらぎの家では綿の栽培を平成24年からしています。草を取り、鍬で畑をおこし、種を植え水やりをし、時には支柱を立てて大切に綿を育てて来ました。収穫した綿は利用者様が根気よくこつこつと種を取って下さいました。そして3年目、ついに綿うちに出せるほどになり、業者へお願いしてお布団のような綿が出来上がりました。そこで綿入りの袖なしを作ろうという試みを始め、裁縫が得意な利用者様がおられ、手縫いで最初から最後まで一着を作られました。また、袖なしの布はもともとは譲って頂いた古い着物で、その着物を解くのも良い共同作業となりました。
利用者様の経験された古き良き時代を、綿栽培から袖なし作りまでを通して職員が知ることができ、利用者様にとっては活躍の場ができ、昔を思い出すよい機会となりました。