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法人運営

法人運営

    

名 称 社会福祉法人やまゆり
所在地 〒693-0522 島根県出雲市佐田町一窪田1961番地5
[TEL]0853-85ー8000  [FAX]0853-85-8010
 設立年月日 平成20年1月18日
 理事長 石崎 文久
 施設長 多田 好江
 事業内容 法人全体の総務、経理、庶務を行っております。
 営業日 月曜日~金曜日
 営業時間 8:30~17:30

 

令和元年度 事業計画

 

社会福祉法人やまゆり 法人運営

 

1.法人運営基本理念

  住み慣れた地域で、「ともに生き、健やかに暮らせる」ことが出来る地域社会づくりのために、地域の皆さんや利用者

 、家族との結びつきを重視した運営することを基本理念とする。   

 

2.サービス提供基本理念

  つなぎあいます、ぬくもりのあるサービス

 

3.サービス提供基本方針

 (1)住みたい地域、住み続けられる地域づくり

 (2)ぬくもりのある地域福祉型福祉サービスの確立

 (3)一人ひとりの思いをつなぐ福祉サービスの提供

 

4.実施事業

 (1)「法人運営」事業

 (2)「特別養護老人ホーム やまゆり苑(短期含む)」事業

 (3)「通所介護(老人デイサービス)(予防・日常生活支援事業含む)」事業

              ・通所かがやきの家

      (日常生活支援事業第1号通所事業(通所型サービスAを含む)

              ・通所こもれびの家

              ・通所八幡原

              ・通所やまゆり

 (4)「居宅介護支援(ケアマネージャー)」事業

 (5)「訪問介護(ホームヘルパー)」事業

 (6)「グループホーム せせらぎの家」事業

 (7)「グループホーム (精神障がい者)はつらつホーム」事業

 (8)「障がい者相談支援事業所 ほっと」事業

 (9)「出雲市受託」事業

              ・出雲市生活支援ハウス(居住)事業

              ・地域福祉(東須佐サポートセンター)事業

              ・認知症高齢者デイサービスセンター(ひだまりの家)管理事業

              ・要介護認定調査(居宅介護支援事業所)事業

 

5.役員会等の開催

  各種会議を開催し、法人の円滑な運営を図る。

 (1)理事会        (年2回以上)

 (2)評議員選任・解任委員会(必要時)

 (3)定時評議員会   (年1回)  臨時評議員会(必要時)  

 (4)監査会      (年2回)

 (5)内部経理監査会  (年2回)

 (6)その他 (必要と認められる会議の開催)

 

6.役職員研修会の開催及び参加

  各関係機関主催の研修等に積極的に参加し、資質の向上を図り、外部研修に参加した際は、復命を行い情報の共有に努

 める。

 (1)社会福祉法人役員セミナー(2回)

 (2)社会福祉法人監事研修(監事・内部経理監査担当者)

 (3)人権同和研修(数回)

 (4)新規採用職員(中途採用含む)研修

 (5)介護実践発表会

 (6)その他(必要と認められる研修会)

 

7.地域とのつながり(地域貢献活動)

  法人と地域とのつながり、協働できる仕組みづくりに取り組む。

 (1)ふれあいだんだん祭り(やまゆり祭り)の開催

 (2)介護実践発表会(法人全体)の開催

 (3)認知症理解への取り組み(特にキャラバンメイト活動、認知症カフェ等)

     ※キャラバンメイトとは、認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や家族を温かく見守る応援者(認知症サ

      ポーター)要請する先導役です。

 (4)事業所と地域との交流事業の実施

 (5)地域と協働した災害対策、訓練等の実施

 (6)講習会、ふれあいサロン等への職員派遣(介護予防、応急手当等)

 (7)障がい者交流事業への協力

 (8)佐田地域見守りネットワーク連絡協議会への協力

 (9)スサノオごっとこい祭り(佐田町産業文化祭)への参加

 

8.安心安全への取り組み

 (1)防災訓練等の継続、役員・職員と利用者家族及び地元(振興協議会等)との連携を密にし、共に安全で安心に暮ら

   せる環境づくりに努める。必要な防災訓練、避難訓練の実施。緊急時一斉連絡メールの配信訓練等の継続。改正され

   た水防法及び土砂災害防止法により避難確保計画の作成、市町村への報告を行う。

 (2)リスクマネジメント委員会を継続し、報告書等によりその背景や状況の検証を行い、再発防止に努めるとともに、

   事故発生時に敏速な対応が出来るよう法人として取り組む。

 (3)防犯対策として、各事業所内での防犯態勢を構築し、発生時に備え職員の行動マニュアルの作成、不審者対応訓練

   等を実施する。また、グループホームにおいては、警備会社との防犯システムを契約し、防犯カメラと組み合わせ、 

   利用者、職員の安全を確保する。

 (4)職員の健康管理について、衛生委員会を開催し充実を図る。また、腰痛予防対策について、対策委員会を中心に、

   管理会、リスクマネジメント委員会、衛生委員会等を開催し腰痛予想対策の充実を図る。労働安全衛生法に基づき、

   定期健康診断を全職員対象に実施する。ストレスチェック制度により、職員のメンタルヘルス不調を未然に防ぎ、

   心も体も健康で、働きやすい職場づくりを行う。

 

9.事業経営安定のための取り組み

  事業経営の安定のために、今後の当法人の組織、財政、事業などについて、現状分析、課題把握を行い、中長期計画に             

 基づく具体的な行動計画の作成、目標数値の検証等を、理事会や管理職を中心としたワーキンググループ等で行い今後の

 法人やまゆりの経営の安定、将来の雇用の安定等問題解決を図る。

   

10.社会福祉充実計画の作成

  社会福祉法第55条の2第1項の規定に基づき、社会福祉充実残額を算定し、残高が生じた場合は、社会福祉充実計画

 を作成する。その計画は、既存事業の充実又は既存事業以外の新規事業の実施に関する計画と定義されている。

 

11.その他

(1)広報活動について、地域住民の方などへ、当法人の事業内容や情報を提供するため、広報誌を作成し町内の世帯(約

  1,200)や関係機関等へ配布する。また、ホームページを活用し情報発信、情報公開に努める。

(2)利用者負担額軽減制度事業の継続(社福減免制度)

   低所得で生計の困難者に対して、利用料の軽減をし、経済的な理由で必要なサービスが制限されることがないように

  支援をする。

(3)利用者、職員の安全な暮らしを確保するために、老朽化している各種機会等の修繕を修繕積立金、並びに車いす対応

  車輌等の更新を車輌整備積立金を活用して行う。利用者の重度化、介護負担の増加、介護人材不足に伴い、介護の身体

  的負担の軽減や介護の効率化を進めるため「介護ロボット」の導入の検討を行う。

(4)人材確保への取組について、介護の担い手確保のため、専門学校等への働きかけを始め、各施設、事業所の見学会等

  の開催や介護実践発表などを通し、介護職の魅力の発信に努める。また、将来の介護の担い手の確保や介護職員の定着

  率を確保するため、資格取得への奨学金や奨励金の導入の検討をはじめるとともに、各職員の処遇改善などを検討し働

  きやすい職場づくりに取り組む。

   併せて、介護職員等による吸痰吸引等の実施事業者として、研修を継続する。

(5)特別養護老人ホームにおいては、介護記録、看護記録等のIT(電子)化を導入し、多職種が情報を同時に共有し、

  利用者のケアに反映できるようにする。通所介護においては、導入の検討を開始する。また、記録の内容などを統一化

  することにより、標準化、一元化を図るなど記録の転記などの記録業務の二重化を解消し、記録業務の効率化、職員の

  負担軽減につなげる。

(6)10月に予定されている消費税率のアップに伴い、利用者負担(食費、家賃、光熱水費等)の見直し等を行う。

  

 

 

   

 

【介護応援隊(介護甲子園)】「一般社団法人日本介護協会」発行の介護の情報雑誌に掲載された内容です。

○民間事業のない佐田町で法人の役割を存分に発揮

 人口約17万人の出雲市の南部に位置し、市内から27kmの距離にある1200世帯の佐田町。歴史は古く、「出雲国風土記」によると7世紀初め頃から開けていたという。民間事業所のない佐田町で、社会福祉法人やまゆりは、200

8年4月に出雲市社会福祉協議会から全ての事業の移譲を受けて、特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス4か所、居宅介護事業所(ケアプラン作成)、訪問介護事業所、認知症高齢者グループホーム、精神障がい者グループホーム、障害者相談支援事業所、出雲市生活支援ハウス事業など複合的なサービスを行っている。不便な地で、少子高齢化の現状にどのように向き合っているのだろうか。やまゆりの地域活性に迫る。

 

○介護実践発表会を行いご高齢者の方の生の声を聞く

左:ここまでの道中、実際に急峻な山に囲まれた場所で介護ができるものかなと思いました。ただ、このような状況が支え合いや介護の標準なのかもしれません。

飯塚:あなた方のように、地域に目を向けてくださり感謝します。

森山:介護実践発表会は、今年度は「連携」をテーマとして行いました。第1回から地域の方にもお声掛けをし、専門雑誌にも取り上げていただきました。私たちの自慢は地域と一緒に協働することで、ご高齢の方でも働ける環境にあります。利用者様のご家族をはじめ、有線放送や文書で、この地域の全戸に情報を広めています。

左:なぜこの場所を選ばれたのですか?

飯塚:佐田町行政が町民のためにと、ここを選んで作られたからです。

森山:ご高齢の方は何かあればここに来られます。佐田町には民間の事業所はありませんから。

左:ベッド数は限られます。法人としての方向性はありますか。

飯塚:要介護2になると佐田町で住むことは困難です。独居高齢者世代が約3割で、要支援の奥さんが要介護2のご主人の面倒を見ます。いわゆる「老老介護」で、要介護2から4までの方々をどう支えるかが課題です。地域の人も支えていこうとの意識があります。

 この辺は約85%が山間部で、ヘルパーの1か月の走行距離が1000km超えることもあります。大変なことも多いですが、皆で支え合っています。

左:ハード・ソフト含めたサービスの展開が必要になります。職員の確保や、広報活動はどうされていますか?

飯塚:近隣の学校の学生課に募集を出しています。現在は職員が120人いますが、約3分の2が佐田町外から来ています。事業計画も現場から出るように、職員の意見を大切にしています。理念は「つなぎあいます。ぬくもりのあるサービス」です。良い先輩が職場には、良い後輩が入って来ます。私たち自身は気付いていませんが、他所より良いところがあるのでしょう。現場重視で命令型じゃありません。現場を尊重して意見を伝える関係が良い効果を招きますし、話し合いの場を常に持つようにしています。

森山:地域活性化のための介護実践の発表の場として、法人の総力を挙げて「介護実践発表会」を行っています。今年で3回目を迎え、7月に開催しました。関係者や地元の方など約120人がホールに集まる中で、施設、デイサービス、グループホームなどが発表します。実行委員会でテーマを選び、提出された原稿等を精査します。発表後は、参加者から「ぜひうちの地域でも実践してほしい」との要望も聞かれます。

飯塚:地域の方が高齢になった時に、どこでどのように生活したいのかを考えるきっかけになればと思いました。このような取り組みをされているんですね?など、地域の方の意見を聞けるきっかけになります。生の声を聞けることは大きいです。

○佐田町の子供やお年寄りは地域全体で守っていく

左:今後の問題として人口減があります。問題解決の糸口は?

森山:ご高齢の方が多いこのような地域だからこそ、横の連携はありますね。秋には法人全体のお祭りを行います。バザーや、地域の太鼓チーム、神楽お芝居の団体などが来てくださいます。お祭りと合わせて、バザーの開催も決めました。

飯塚:今は他の地域からも少しずつ来ていただき、住み続けていただけるようPRをしています。人口減を止めることは行政にとっても難しい問題ですね。特徴として、10年前と比べても高齢者の人口はそれほど変わりません。若者は学校を卒業したらこの町から出て行ってしまいますので、若者の佐田町離れが顕著です。

 佐田町に愛着を持っていただくために、毎年10月に「ふれあいだんだん祭り」を開催しています。地元の子供たちも

大勢来られ、町内の各団体の方々が模擬店を出してお祭りを盛り上げてくださいます。バザーでの収益は、災害被災地へ義援金として寄付しております。

 地域での見守りを「みんなでやろう」と、警察、消防など52団体集まり見守りネットワーク連絡協議会が作られ、私たちも参加しています。子供や障がい者、お年寄りをみんなで一緒に見守っています。厳しい環境ですが、地域一丸で障がい者、高齢者、福祉の問題に取り組んでいます。皆で佐田町を守っていきます。

左:本日はありがとうございました。